
腰痛とは?
腰痛とは、腰に生じる痛みの総称で、「特異的腰痛」と「非特異的腰痛」の2種類があります。
特異的腰痛
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など、医療検査で原因がはっきりするもの。
非特異的腰痛
検査で明確な異常が見つからず、筋肉の緊張などが関与するもの。多くの腰痛はこちらの方が多いと言われています。
こんなお悩みありませんか?
- 腰の痛みで寝返りが打てない
- かがむ姿勢で腰が痛くなる
- 動かすと足に痺れた感覚がある
- 常に腰が痛む
腰痛の原因
腰痛を引き起こす要素はいくつかあり、日常生活や仕事、身体の状態が影響します。
姿勢の崩れ
デスクワークやスマホを長時間使うことで、背中が丸まり、腰に負担がかかります。
猫背や反り腰は、腰痛の大きな引き金になります。
筋力の低下
体幹(腹筋や背筋)の筋力が落ちると、腰をうまく支えられず痛みに繋がります。
特に運動不足や加齢によって起こりやすいです。
長時間同じ姿勢
座りっぱなし・立ちっぱなしの仕事は、血行不良を引き起こし、筋肉が固まってしまいます。
体重の増加
体重が増えると、自然と腰への負荷も増加します。
肥満体型の方は特に注意が必要です。
ストレス・自律神経の乱れ
精神的なストレスが、体の痛みとして現れることも。
ストレスで筋肉がこわばり、痛みが慢性化することがあります。
主な症状
腰痛と一口に言っても、その重さや症状の出方はさまざまです。
- 軽度の場合:動いたときだけ痛みを感じる。腰まわりにハリやだるさがある程度。
- 中程度の場合:お尻や足にしびれが出てくる。歩いたり立ったりするのが辛くなる。
- 重度の場合:安静にしていてもズキズキ痛む。骨や内臓の異常が原因になっていることも。
類似症状と注意すべきこと
腰痛と似た痛みでも、内臓の病気が原因の場合があります。たとえば…
腎臓の炎症や結石
背中~脇腹に痛み
膵炎や胆石
みぞおち〜腰にかけて痛む
婦人科系のトラブル
下腹部とともに腰に鈍い痛み
他にも、「発熱」「吐き気」「排尿異常」などを伴う場合は、すぐに病院で検査を受けましょう。
腰痛の予防法
姿勢を見直す
イスに深く座り、背中が丸くならないように意識する。「耳・肩・骨盤」が一直線になるような姿勢を心がけましょう。
ストレッチで柔軟性アップ
特にお尻(臀筋)や太もも裏(ハムストリングス)のストレッチは効果的。毎日の習慣にすると腰の軽さが違ってきます。
温めて血流改善
冷えは腰痛を悪化させる要因のひとつ。お風呂でしっかり温めたり、腹巻を活用したりすると◎